大山MoG2nd 2日目 全体観をもって、進歩を報告すること

―朝4時起床で…

今日から本格的にチームに分かれてのプロジェクトになりますが、

ORANGE BOX班の起床時間は4時。

目的は、「登山口に何も食事などを変える場所がないので、

登山客はお弁当を欲しているはず」という仮説を検証するため。

当然、まだまだ日の出前で暗い中での出発になりました。

台風かと思うほどの暴風が吹いていました。車も激しく横揺れするほど…。

大山町の気温は相変わらず温かいものの、

さすがに早朝で、高度の高い登山口まであがってくると

凍える寒さでした…。

暴風が吹き荒れる中、冬山-大山に挑もうとしている多くの登山客がいたため

10名以上に一気にアンケートを実施しました。

結果としては、少なくともその時間に来ている登山客たちは、

事前に食事を用意しているので強いニーズはないということが分かりました。

―野菜美女


ORANGE BOXの問題として挙げられるのは、

収益性のめどがなかなか立たないということ。

午後、のまど間に移動したORANGE BOX班のメンバーは、

一度発想を自由にアイデアを練り直すべきと考え

ポストイットを使って改めてアイデアを共有しました。

・懸賞形式にする

・絶対痩せるようにする

・農業体験

・きらい菜

・野菜美女

皆でアイデア出しをして、かなりいろいろなアイデアを見つけることができました。

―昨日もわかっていたことが分かっても…

山楽荘チームは、2日連続で山楽荘にお邪魔してコンセプト作り。

コンセプトを決めていく軸は3つ。

①ターゲットにあったもの

②大山寺のコンセプトの中で、適切なもの

③山楽荘の強みを生かしたもの

①のターゲットは仮決めをして、今日は③の山楽荘の強味を

ご主人達とのワークショップを通じて確認しました。

この日夜の報告で、新たに得たコンセプトの候補を話しましたが

指摘されたのは「昨日と全く同じ情報が出ても意味がない」ということ。

実は、夜の報告で出されたのは「宗教を感じる/自然の中/精進料理」など

すでに昨日の段階で出てきていたものばかりでした。

そもそもで、何のためにワークショップをしていたかがはっきりしていないと

あまり前進にならない前進をしてしまいがちです。

作業に没頭するからこそ忘れがちな、目的意識を

常にしっかりと持って作業することが重要になります。

―27%の廃業と、団体顧客の喪失

本日の、本のシェアはカメが担当しました。

タイトルは「旅館再生」。

旅館業の置かれている現状のデータが印象的でした。

なんと、この10年で廃業したのは27%の旅館業。

理由は、バブル崩壊後団体顧客が圧倒的に減り

自分たちでお客さんをとってくる必要が出てきた。

しかし、もともとお客さんは潤沢にいる市場で育ってきたため、

引き潮のマーケットに適応できていない旅館が多くあるそうです。

その中でもやはり重要なのは

従業員のモチベーション。旅館の経営者は従業員教育とともに

しっかりと、ビジョン,ミッションの浸透を図らなければいけないとのことでした。

―旅館とホテルの違い

続いては、昨日に引き続き菅谷による学びシェア。

本は「インバウンドをつかむ」。

「旅館とホテルの概念の違い」というのが印象的でした。

ずばり、かまってくれることが前提となっていうのが旅館

ほっといてくれることが前提となっているのがホテル。

旅館に来る外国人客は、その違い,微妙なニュアンスを理解しているとは

限らないので、それに合わせてサービスも提供していく必要があります。

その他にも、LGBTの人々は外国人客のマーケットの中で無視できない

ほど高い比率で来ている など、興味深い情報が多かったです。

引き続き、

山楽荘→コンセプト決め

ORANGE BOX→Product決め

のために、明日からもプロジェクトを進めていきます。

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