4月10日(金)に、
「第一回業界イノベーション~未開拓市場を切り拓く~〈産業廃棄物ビジネス〉」
を開催しました。
業界イノベーションシリーズ記念すべき第一回目は、
群馬県前橋市で産業廃棄物ビジネスを手掛ける
株式会社ナカダイの取締役、中台澄之さんをお招きし、
産業廃棄物業界のイノベーションについてお話を伺いました。
会場の様子
GW開催のMoG「Greennaプロジェクト」では、
インドネシアの村のごみ処理施設の運営と、
それを通じたコミュニティの活性化をテーマとしています。
(http://very50.com/mog/detail.php?id=524)
活動を進める中で専門的な知識を伺うべく今回の企画が実現しました。
飾らない言い回しで、独自の取り組みを力強く語ってくれた中台さんの講座は、
技術面のみならず熱意の部分でもGreennaプロジェクトメンバーにとって、
非常に有意義なものとなりました。
株式会社ナカダイは、「“使い方”を創造し“捨て方”をデザインする」
という理念のもと、産業廃棄物業界にイノベーションを巻き起こしている企業です。
http://www.nakadai.co.jp/
たとえば、モノ:ファクトリーの取り組み。
普段私たちが「ごみ」として捨てたものが、どのような過程を経て
リサイクルされるのか(※ナカダイのリサイクル率はなんと90%以上!)を、
実践も交えて楽しく学べる工場見学や、廃棄物を利用して作品を作り出す
ワークショップなどを随時開催しています。
http://monofactory.nakadai.co.jp/
ちなみに、今回使わせていただいたイベント会場「銀座CHAIRS」に置いてある家具は、
すべてナカダイが産業廃棄物を利用したものです。
↓この机も椅子も、全部です。
「産業廃棄物業」に対して前向きなイメージを持っている方は
少ないかもしれませんが、ナカダイの工場はとても清潔で、
皆さん活き活きと仕事をされています。
最初から全員がそうだったわけではなく、モノファクトリーの取り組みを通じて
工場を訪れる人が増えたことにより、従業員のモチベーションが格段に上がり、
実際に生産効率も30%アップしたそうです!
インドネシアGreennaプロジェクトでは、
村のごみ処理施設の効率的な運営を目指しています。
しかし、それにとどまることなく、この活動をコミュニティ活性化の糸口にしたい。
そして、新たな雇用創出にもつなげたい。
それが現地の社会事業家ニーナの当初からの目標です。
そのため、多くの人々を巻き込んだ取り組みを行い、
それが結果として本業への利益還元にもつながっているナカダイの事業は、
プロジェクトが目指すひとつの姿なのではないかと思います。
Greennaプロジェクトでは、GWに現地で活動を行います。
今回の講義を受け、メンバーの一人ひとりが、刺激を受けたことと思います。
現地への出立まであと2週間、学んだことをかたちにすべく、準備に励みます!
(大形)
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